【テンピ(米アリゾナ州)時事】大谷翔平選手の所属する米大リーグ、エンゼルスに大谷を上回る剛速球が武器の若手有望株がいる。

 昨年のドラフトで3巡目指名を受けたベン・ジョイス投手(22)。テネシー大で最速105.5マイル(約170キロ)を計測し、大リーグ公式サイトで「大学野球の新記録をつくった」と紹介され話題になった。

 昨季はエンゼルス傘下マイナーの2Aに所属し、救援で13試合に登板した。1勝1セーブ、防御率2.08で、13回を投げ20奪三振をマーク。この春のキャンプに招待され、「とても興奮している。毎日、選手たちから学ぶことがあって最高の経験」と充実した日々を過ごす。

 投球練習では先輩に交じって196センチの長身から自慢の速球を投げ込み、周囲を驚かせた。オープン戦初登板となった2月26日のホワイトソックス戦は1回無安打無失点、2奪三振。最速99マイル(約159キロ)に打者は振り遅れ、バットを折る場面もあった。

 今後の最速更新について「直球の状態はいいし、投げられると思う」と自信満々。スライダーやカットボールも持ち球で、救援の切り札として期待されており、「今年のメジャー昇格が大きな目標」とジョイス。今季大リーグのマウンドに立ち、ファンの目をくぎ付けにする可能性は十分にありそうだ。 

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