◆「操作すればいい」

「給付金を取りにいけ」

清志氏が従業員に指示を飛ばしたのは、’20年10月の初め頃だった。最初に狙いをつけたのが、中小企業庁の「家賃支援給付金」だった。’20年の5月以降、1ヵ月の売り上げが前年同月と比べて50%以上減った企業などを対象に、最大で600万円を支給する制度だ。ただ、’20年10月時点でトライベイはこの条件を満たしていなかった。前年と比べても遜色(そんしょく)ない収入が見込まれていたのである。

清志氏らがこうした議論をしていると、執務室から出てきた瑠麗氏が口を挟んだ。

「売り上げなんて数ヵ月ずらして操作すればいい。バカ正直に計上しなくたっていい」

そのうえで瑠麗氏はこうも言い放った。

「政府なんて、ばらまいてナンボでしょう。国がカネをタダでくれるんだから、もらいにいかない手はない」
https://news.yahoo.co.jp/articles/d7198ce1d9992ed9870844625aa95ac9a6801eec