自分たちの活躍次第で、国内の野球人気が高まるかもしれない。そんな使命を彼らは背負っている。シュナイダーは言う。

「僕は仕事を休まなければここには来られない。だけど職場のみんなも家族も、僕らがこの大会で戦う意味を理解してくれて、送り出してくれたんだ」

 だから……と一呼吸置き、語気を強めてこう締めた。

「僕たちはプロのつもりで戦うよ」