不法残留しているベトナム人ら10人を働かせたとして、警視庁は、縫製業「THEE(ザ) FUCKTORY(ファクトリー)」(東京都町田市)代表の男を出入国管理法違反(不法就労助長)の疑いで逮捕し、10日発表した。法人も同じ容疑で同日、書類送検した。

 南大沢署によると、男は2021年9月~今年2月、ベトナム国籍で28~41歳の男女10人が不法滞在や就労資格のない状態にもかかわらず、従業員として自社で働かせた疑いがある。男は容疑を認め、「悪いことだとわかっていたが、軽い気持ちでやってしまった」と話しているという。署が2月にこの法人を家宅捜索した際にその場にいた10人を同法違反容疑で現行犯逮捕していた。