野球では当然、生活していけないため、ほぼ全員が「仕事」を持つ社会人か学生で、昼間は働きながらアマチュアチームで野球を続けている。前出のジーマは金融アナリスト、エースのマルティン・シュナイダー投手(37)は消防士、マルティン・チェルベンカ捕手(30)はセールスマン、アルノシュト・デゥボピー外野手(30)は高校の地理教師、マレク・ミナリク投手(29)は不動産会社勤務……と、仕事はみんなバラバラ。シュナイダーは消防士という仕事柄、24時間連続で勤務につき、次の48時間が休養日、そしてまた24時間勤務という独特の形態で働いているため、3日に1回は練習を休まなければならないという。それでもチームの大黒柱として活躍し、負けたら敗退という予選大会の最終戦で先発マウンドを任され、ヨーロッパで強豪とされていたスペインを相手に6回1/3をわずか1失点で5奪三振と力投。本大会出場を決める立役者となった。

やらんでええわこの大会
アメリカと数チームでやれよ