広島の先発陣といえば、現在の大瀬良・九里・森下をはじめとして、近年は日本人右腕の活躍が目立つ。
 少しさかのぼってみても、黒田博樹や前田健太(現・ツインズ)といった右腕がチームを引っ張っていた。
 一方の左腕はというと、沢村賞を受賞したクリス・ジョンソンこそいたものの、日本人選手の名前はほとんど挙がってこない。
 そこで、規定投球回に到達した日本人左腕を調べてみると、2003年の高橋建(現・投手コーチ)が最後となっている。
 つまり、2004年から2021年までの18年間に渡って、日本人左腕の規定投球回到達者がひとりもいないのだ。


広島の誇る左腕育成能力