日本ハムの吉田輝星投手(22)がリリーフで再出発する。高卒5年目の今季は開幕ローテーション入りを目指してきたが、11日の阪神とのオープン戦(甲子園)で2回⅔を投げ4失点。結果を残せず、2軍行きを命じられた。鎌ケ谷で先発調整を続ける選択肢もあったが、1軍首脳陣の判断で中継ぎに決定。気持ちを切り替え、「逆に早く1軍に上がれるチャンスがある」と意気込んでいる。登板予定だった23日の楽天戦(鎌ケ谷)は雨天中止となった。

 悔しさを胸にしまい込み、前だけを見ている。阪神戦後は「さすがにひどすぎた」と落ち込んだが、すぐさま改善に動きだした。昨年のキャンプで教えを受けた藤川球児さん(現阪神SA)に投球動画を見てもらい、フォームを修正。「今年はフォームをかなり変えていたんですけど、やっぱりなんか、ちょっと違ってしっくりこなかった。去年の藤川さんに教えてもらった原点に戻る。それが、『ちゃんとボールを上から叩けていますか』というところ。だいぶ良くなってきました」と手応えを感じている。