田村師は「(天皇賞・春の)前哨戦としては完璧。G1を3つも取っている馬に失礼のない状態にきちんとできている」と先輩馬に胸を借りる。

5カ月ぶりとなるが、「天皇賞の前哨戦としては完璧な仕上がり。昨年の秋とは丸っきり違いますよ」と田村調教師は自信満々。

田村師は「うまくいったと思う。1回休ませたが、その(宮城県の)山元トレセンの4カ月がすごく良くて、心身ともにリフレッシュさせ、徐々に乗ってねじを上げていく。その3段階がものすごく順調に行った。100点満点で厩舎が引き継げた」と胸を張った。
 22年暮れには有馬記念参戦も検討されたものの、4歳シーズンの素質開花を最優先して見送った。師は「地力のベースも上がっている」と成長に目を細める。オーナーにも「完璧な古馬の牡馬になりました」と最大限の賛辞で愛馬の充実ぶりを報告したという。

「山元トレセンからいい形で引き継げた」と田村師が言うように、ウッドで迫力満点の走り。