藤浪晋太郎 大谷翔平の“魔球”に感嘆の声「大谷のスイーパーはすごい。投げれたらいいな」

日米決戦をテレビで観戦した藤浪は日本の3大会ぶり3度目の世界一に「うれしいですね」。17年の前回大会に侍ジャパンの一員として出場している右腕は悲願の優勝を喜んだ。

 感嘆した1球がある。1点リードの九回から抑えとしてマウンドに上がった大谷が2死走者なし、フルカウントから投げた外角スライダー、水平に大きく曲がるスイーパーだ。低めにめっぽう強いチームメートのバットが空を切った。

 「大谷のスイーパーはすごいなと思います。投球の4割近くがスイーパー。それだけ有効球種だと思って見ています」。

 同じ1994年生まれ。大谷の配球の割合を瞬時に口にできるほど“研究”している藤浪は、MLB公式データが曲がり幅を42・5センチと解析した1球に「あれだけ横滑りするピッチャーはメジャーでそうそういない。ダルビッシュさんか、大谷ぐらいかなと思うので、すごいな、と」と藤浪。続けて「ああいうスイーパーを投げれたらいいなと思います」と言った。