元ファイターズ担当記者だけに語る WBC優勝監督栗山英樹の苦悩 日の丸の重圧に怯える日々
http://www.nikkansports.com/baseball/news/1723041.html

――見事アメリカを下し、優勝監督となりましたが

 8割は選手のおかげだよね。残り2割はコーチのお陰。俺は何もしてない(笑)。

――とはいえ、勝たなきゃいけないというプレッシャーは物凄いものがあったのでは?

 それは凄くあったよね。
 代表監督に就任してからどうやったら勝ち切れるのか悩み続けて夜も寝られなかった。スルピリド(注:精神安定剤)とお酒を一緒に飲んで無理矢理寝付くくらいには追い込まれてた。
 睡眠不足のせいなのか薬の副作用なのかは解らないけど、多分ホルモンバランスが崩れておっぱいが出る様になった時は流石にびっくりして休養しようかとも思った。
 マネージャーに体調が悪い事を伝えたら、それを聞きつけた拳士(注:元ファイターズ杉谷拳士氏)が「男の母乳って美味しいんですかね」って(笑)。「そんな事知ってる訳ないだろ!」って笑ったお陰で気持ちを切り替える事ができた。拳士には感謝してる。