危険な人気馬

23高松宮
　【中京１１Ｒ・メイケイエール】重馬場の小倉２歳Ｓを制しているが、力の違いだけで勝ったようなもの。雨は不安で、ファンタジーＳやセントウルＳをレコード勝ちしているように、本来は速力を生かせる馬場が理想だ。

22スプリンターズ
　【中山１１Ｒ・メイケイエール】以前の暴走癖は影を潜めているが、まだ危うさを抱えているのは間違いない。それだけに中２週とレース間隔を詰めたローテは懸念材料。中１週だった２０年小倉２歳Ｓでも激しく引っ掛かっていた。当時は能力の違いで勝てたが、Ｇ１ともなるとそう甘くない。コースレコードＶの反動も心配だ。

22セントウル
　【中京１１Ｒ・メイケイエール】改善されたとはいえ、気性面に難しさがあり、かなり折り合いに苦労するタイプ。前走もＧ２にしては、相手関係はだいぶ軽かった印象だ。今回はメンバー強化＆先行馬が手薄でスローペース濃厚。抑えが利かずに暴走というシーンも想定しておきたい。断然の人気を集めるが、油断は禁物だろう。

22京王杯SC
　【東京１１Ｒ・メイケイエール】だいぶ常識にかかってきたものの、昨夏からはスプリント路線が主戦場。４戦続けて千二を走っており、６Ｆ戦の流れに慣れてきているだけに、今回の千四への距離延長がプラスに出るとは考えにくい。東京コースも初めて。慣れない環境に戸惑う恐れがあり、レース前のイレ込みも不安材料だ。

22高松宮
　【中京１１Ｒ・メイケイエール】折り返し手綱の効果もあり、調教では以前ほど頭を上げるそぶりはなくなった。ただ、この馬具はレースでは使えないため、実戦でどうなるかは未知数。さらに燃えやすい気性を考えると、馬群でもまれる恐れのある内めの奇数枠は不安材料だろう。能力の高さは認めても、全幅の信頼は置きづらい。

21キーンランド
【札幌１１Ｒ・メイケイエール】２戦２勝の芝６Ｆ戦に戻るのは歓迎。５２キロの斤量も魅力だ。ただ、もまれると気難しさを出すだけに、やや内めの３枠５番は微妙だ。調教再審査をパスしたとはいえ、まだ信頼はできない。

20阪神JF
　【阪神１１Ｒ・メイケイエール】デビューから無傷の３連勝だが、千四の前走は道中でかなり行きたがる面を見せていたように、やはり折り合いが鍵になりそうだ。追い切りでは進境を見せているとはいえ、まだまだ不安を残す現状。今回はさらに１ハロンの距離延長、しかも壁をつくりにくい大外枠と厳しい条件がそろう。いくら名手・武豊とはいえ、全幅の信頼は置きづらい。

20ファンタジーS
　【阪神１１Ｒ・メイケイエール】前走で重賞Ｖを飾ったが、折り合いに苦労する場面も。中間の調整でも行きたがる場面を見せており、１Ｆの距離延長に不安は残る。デビュー２戦は小倉でのレースで、前日輸送で競馬に臨んでいた。当日輸送の競馬も初めて。実戦でテンションが高くなり過ぎると、力を出せない可能性はある。

20小倉2歳S
　【小倉１１Ｒ・メイケイエール】台風の影響により道悪必至。馬場が荒れるだけならともかく、２歳の若馬にとって強風の影響は大きいだろう。新馬戦をノーステッキでＶ。素質はかなりのものを秘めているが、まだ調教でもステッキを使ったことがない優等生。厳しい状況に置かれた際、メンタルがなえる可能性は十分ある。