0296それでも動く名無し垢版 | 大砲2023/03/27(月) 21:35:33.93ID:FFva3KeQp イチロー選手のことが気になって、気になって、初めて自分のお小遣いで本を買った。それが、イチローのすべて という本だった。夢中になって読んだ、中学2年生のときのことだった。 そんなとき、鹿児島にイチロー選手がきた。 まず、シートノックを見て、ぶったまげた。肩、強えなぁ。 ホームランも打った。おれはちょうど一塁側のベンチのすぐ上の席に座っていた。ヒット2本と、ホームラン。 イチロー選手は細い体をゴムみたいにしならせて、右中間へ特大のホームランを打ったんだ。 イチロー選手はおれにとっての宇宙じゃなかった。もっと、もっと近くに見えた、光だった。