算数に大谷翔平、書道にYOASOBI 来春からの小学校教科書に

算数に大谷翔平選手、書道にYOASOBI……。2024年春から使われる小学校、高校の教科書では、子どもたちにも人気の著名人やアニメ作品を掲載した社が多く見られた。「この教科でなぜこれが?」と思うようなチョイスには、子どもたちに少しでも興味を持ってもらい、自主的に学んでもらいたいとの思いが込められている。

 東京書籍では、小学5年算数に米大リーグ・エンゼルスの大谷選手の談話を掲載。「打つ時の構えを単純な三角形に置きかえて体重のかけ方を考える」など、野球にも算数を活用しているという内容だ。

 同社の算数の教科書にこうした談話が掲載されるのは初めて。担当者は「子どもたちにも知名度の高い人に算数と自分の関わりを語ってもらうことで、算数を学習する意義を見いだすきっかけとなれば」。

 同社では、高校書道IIIに人気ユニット・YOASOBIの楽曲「群青」の歌詞を書いた作品を掲載。「漢字仮名交じりの書」の題材のひとつで、担当者は「生徒の主体的な表現を引き出すため、生徒が共感しやすい題材を選んだ」と言う。

https://news.yahoo.co.jp/articles/67f4201cca2a7057212fafc77f70ba3592150939