校則に明記なし

 式当日、両親は「息子さんの髪形では参加させられません」と教頭から説明を受けた。理由を尋ねても、教頭は「本人はルールが分かっているはずだ」と繰り返すばかりで、明確な根拠を示さなかった。

 同校の校則は髪形について「流行にとらわれず、あくまでも高校生らしい清潔なもの」と規定。編み込みについては明記していない。

 毎日新聞は、生徒の髪形のどの点が違反していたか質問したが、教頭は「今まで指導してきたのと違うということだ」と回答するだけだった。