「翔平、いいのか?そんなに皆からの誘いを断って、嫌われちゃうぞ?」

心配になった白井はお節介と分かっていながらもついそう尋ねた。先輩からの全ての酒の席を断る大谷が、この縦社会で疎まれることを危うんだのだ。

すると大谷は目を丸くし、にっこりと微笑んだ。

「嫌われてもいいんです。僕にとって大事なのは野球なので。野球で世界一になるのが目的なので。世界一になるのにお酒は必要ない。
それに、今どれだけ嫌われても、野球で世界一になれたら、きっと皆僕を好きになってくれます」



この回答切なくない?🥲