美しいうな重の食べ方は?
①ふたをあける
ふたを開けるときは、左手で器を持ち、右手で蓋をあけ、蓋は裏返して自分の右側において下さい。(蓋は器の外側におくのが和食の基本です。)
場所をとるからといって蓋を重ねてしまうと、蓋に傷がついてしまうかもしれないので絶対に重ねないようにしましょう。
うな重に限らず、蓋がついている容器をあけるときにはいつも使えるマナーなので覚えておくと便利です。

②食べ始めは左手前側から
蓋をあけて十分に香りを楽しんだら、山椒をお好みでかけて召し上がって下さい。
食べ始めるのは左手前側からです。
せっかくのうな重、ご飯だけ余ってしまうと少し悲しいのでできるだけ同じペースで食べられるように気を配りましょう。
左手前側から右手前側へ、手前側半分がなくなるように食べていきます。

③半分食べたところで器を180度回転させる
半分ぐらい食べ終わったところで、器を静かに回転させて食べると食べやすいです。
このタイミングで、うな重についている香の物やお吸い物(うなぎの肝吸い)を食べるとバランス良しです。

④残り少なくなったら器を持ち上げて食べる
うな重の器は持ち上げてもいいことになっています。
残り少なくなったら、器をおいたままでは少し食べにくいと思うので、持ち上げて食べると良いと思います。
ただ、器に口を付けるのはマナー違反なのでやらないほうが良いでしょう。
器をおいたまま食べる場合は左手を軽く器に添えて食べると上品です。

⑤食べ終わったら蓋を閉める
食べ終わったら、またもとのように蓋を閉めるようにしましょう。
蓋を裏返しにして閉じる人がいますが、これは蓋を傷つける原因になり、お店の人に対しても失礼な行為となってしまうのでNGです。