【ソフトバンク】中村晃「プロに入って初めて」打撃スタイル確立 チーム初の猛打賞で勝利貢献
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開幕戦は1四球。快音は響かなかった。「内容は悪くなかったし、この3連戦で1本は打てればと思っていましたから」。
不安はなかった。バックボーンになっているのは昨シーズン終盤から打撃スタイルを確立できたことだった。
優勝を逃し、CSファイナルでもオリックスに敗れた。悔しさも募ったが、自らの打撃に開眼するものがあった。
「オリックスに負けた後、しっかりと感覚を忘れないようにやってきました」。
右足を上げず、どっしりと構える打撃スタイルをオフの間も体に染み込ませた。
新加入の近藤も打撃の手本とする男だが、プロ16年目にして初めて経験する感覚だった。
「プロに入って初めてじゃないですかね。今までは、ずっと(打撃を)どうしようどうしようと考えてきたけど、それがない」。
昨年は開幕からタイミングの取り方を何十通りと変え、表情を曇らせることが多かったが、今は気持ちも充実しているようだ。