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レッドソックス・吉田正尚　5打数無安打も奇跡呼ぶ“一打”!!　9回2死、左飛落球からサヨナラ2ラン
https://news.yahoo.co.jp/articles/4cf29f08026c11875771d373c539f69637a656e9

　レッドソックスの吉田正尚（29）が1日（日本時間2日）、本拠地・フェンウェイパークでのオリオールズ戦に「4番左翼」で出場。5打数無安打に終わり、メジャーデビューから2試合連続安打はならなかったが、チームは吉田の“一打”をきっかけに奇跡の逆転勝利を収め、今季初勝利を手にした。
　吉田の打ち上げた平凡な左翼への飛球が奇跡の幕開けだった。7－8の9回2死、オリオールズ守護神・バティスタの直球を捉えきれず、力ない飛球を打ち上げた。ゲームセットかと思われた瞬間、オリオールズの左翼手・マケナがまさかの落球。出塁した吉田は、代走を送られてベンチへと退いた。

　ドラマはここから猛スピードで展開する。次打者・デュバルが2球目の160キロ直球を完ぺきに捉えた。打球は大きな弧を描き、左翼のグリーンモンスターを超える逆転サヨナラ2ラン。デュバルにとっては単打が出れば、サイクル安打達成となっていた打席。“サイクル超え”となる、この日2本目の本塁打。本塁付近に集結したナインの歓喜の輪に大興奮で飛び込んでいった。