NHK大河「どうする家康」がダメな元凶…松本潤のダメダメ演技と合戦シーンの手抜きにアリ(日刊ゲンダイDIGTAL)

さらに、演出に戦国らしいダイナミックさがないのも、“大河離れ”を広げている。戦シーンは小競り合い程度だし、それも加工映像を多用しているから、まったく迫力がない。
大将が「いざ出陣!」と命じる場面も、バックの大軍勢はミエミエのCG画像で、「オーッ」と雄たけびを上げるのは手前の十数人だけという手抜きだ。

よく知られた合戦も出てこない。第12話(3月26日放送)のころには、すでに信玄・謙信の川中島の一騎打ち、信長の美濃制圧、秀吉の墨俣一夜城などがあったのだが、
ドラマで触れられることはなく、「語り」でもほとんどスルー。大河ファンや歴女は期待外れもいいところだろう。