一応立浪の最高傑作や

2023年に開場する日本ハムの新本拠地「エスコンフィールド北海道」の顔となるのが日本ハムの清宮幸太郎内野手(23)。昨季は中日・立浪和義監督(53)からの助言も一つのきっかけとしてキャリアハイの成績を残した。恩返しの本塁打量産へ、清宮が決意を語った。
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 ―いよいよ新球場開場の年になった。打者有利の球場とみられている
 清宮「半端じゃない球場ですね。選手にも優しいし、ファンも楽しめる。全てがそろった球場だと思う。米国の球場も数多く知っているけど、完全にメジャー超え。早く満員のファンの前でプレーしたい。左中間、右中間は膨らみがない。本塁打は30本以上は打ちたい」
 ―昨季は自己最多の18本塁打。沖縄・北谷での試合前に、敵将の中日・立浪監督から指導を受ける姿が印象的だった
 「実は立浪さんには2021年の名古屋でのオープン戦のときにも話をしていただいた。『割れをつくれ』と。割れのつくり方は人それぞれで、最初から腕を張って距離をつくる人もいれば、打ちにいく中でつくる人もいる。僕は最初から腕を張って打ちに行くタイプだけど、それがなかなか…」
 ―2年連続の立浪塾での効果は出ているか
 「まだまだですが、以前よりは良くなっている。早めに打ちにいく体勢をつくるイメージで。それが体現できたのが昨年5月5日の2本の本塁打(楽天戦、札幌ドーム)だった。立浪さんにとって僕なんて全く関係ない選手なのに、親身になって教えて下さった。何としてもやらないと」