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――日本ハムの勢いはすごかったですか?
柳田 すごく感じましたね。特に、だんだんだんだん近づいてきた中で、大谷が1番ピッチャーで、いきなり初球ホームラン打たれて。その時らへんにはうすうす気づいてました(笑)。これが勢いなんだなと。こういう勢いがあるチームが優勝するんだなと、シーズン終わって感じました。

――やはりすごいですか、大谷選手。
柳田 すごいっす。ほんとにすごすぎます。

――お話される機会は?
柳田 そうですね。オールスターの時とか。

――どういうお話をされるのですか?
柳田 バットの検査を。コルク入っとんじゃないかと(笑)。「バット貸して」っていって、どんなバット使ってるのかとか。勉強しようと思っていろいろ聞いてますけど、全然わからないです。やっぱりスピードもパワーもあるので。力の伝え方とか、そういうところはずば抜けてすごいなと思います。

――チームとしてでも個人としてでもいいですが、色々な意味で今季のターニングポイントになったと感じる試合や場面があれば教えてください。
柳田 僕はそれですね。大谷の先頭打者ホームラン。そこで、ほんとにうすうす気付いた(笑)。それ以外ないですね。今でも思い出しますね。笑いましたもん。試合中なのに。

――ベンチに戻ってきた時のチームメイトの反応は?
柳田 正直に「なんなんあれ」って。「ありえへんやろ」って、ほんとそんな感じです。「こんなんあり得る?」ってゆうて。まず、「1番・投手」って試合前に聞いた瞬間に「は?」と思ったんですけど、それでホームラン打ったので…。もうほんま笑いが出ましたね。

――対戦していて楽しい・凄いと感じる投手は誰ですか?
柳田 大谷!!!大谷です。

――即答ですね(笑)
柳田 もちろん球もすごく速いですけど、特に変化球がすごいなと思いますね。スライダーが今年一番変わって。キレ、コントロール、スピード、全部がすごくなった印象があります。

――対戦していて、投手の大谷選手か、バッターの大谷選手、どちらが怖いですか。
柳田 両方。ほんまに両方なんですよね。どっちかって言われたらわかんないですけど、どっちもすごすぎるので。直接対決してるのは、ピッチャーとしての大谷ですけど。でも自分はバッターなので、バッターとして見ても、やっぱりすごいなと思って。ほんとに二刀流ですね。