■男性平均170.8センチ 逆に0.1センチ低く…

 文部科学省によりますと、2021年度の17歳男性の平均身長は、170.8センチだったことが分かりました。

 戦後間もない1948年、160.6センチだった17歳男性の平均身長は、1994年には10センチ伸びて170.9センチになりました。

 ところが、それから30年近くにわたって横ばいが続いているばかりか、逆に0.1センチ低くなったのです。

 一体なぜ、平均身長は伸びていないのか?専門家は、次のように話します。

 国立成育医療研究センター 社会医学研究部・森崎菜穂部長:「(出生時の体重が)2500グラムより小さいお子さんを低出生体重児と言うが。そういう子どもが増えているというのが、原因の一因ではないかと考える」

 その背景については、出産方法が多様化し、出産日を決めて産むことが増えたため、お産が早くなっていることや、体型を意識して食事の量を制限する妊婦が増えたことなど、複数の要因が考えられるといいます。
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