新庄監督は1点を守る野球を目指す。昨季とは異なり、今キャンプでは06年の外野手の連係プレーを選手に伝えている。緩慢に先の塁を許すプレーには厳しい言葉も出る。実戦では最終回を「同点だと思って1点を奪う」をテーマに攻撃する。

 これも06年の経験からきているもの。ヒルマン流の再現を練習から追い求めてのものだった。「(06年は)守りで勝ってきたチーム。トレイ(ヒルマン)も言っていた。守りが良かったと。すべては投手と守り。いつも言うように0点で抑えたら負けることはない。少ないチャンスを1点取って守り勝つところを、2006年はできていた」。