宮坂裁判長は
「書き込みは、くら社側の違法性を指摘するようなものではない上、
 シリコーンや果糖ブドウ糖の使用の有無を公表していないのが事実だとしても、
 くら社が社会的に批判されるべきことではない」と指摘し、
書き込みはくら社の社会的評価を下げるものではないと指摘した。

 その上で宮坂裁判長は
「念のために付け加えると、仮に社会的評価の低下がありうるとしても」と前置きした上で、
(1)書き込みはくら社の表示に対する問題提起であり、公益に関わる内容だ
(2)くら社は4大添加物(化学調味料・人工甘味料・合成着色料・人工保存料)以外の添加物の使用の有無は
  ホームページなどで表示しておらず、書き込みは重要な部分で真実だ−などと認定、「違法性はない」と結論付けた。