>>175
――なぜ、ボートレーサーだったのでしょうか?

僕自身、選手として活躍したいっていう魂みたいなものが全然抜けてなかったんです。
やっぱりもう一度、「プロスポーツ選手」として勝負がしたかった。野球がダメになった時、じゃあ僕がもう一度プロを目指すならどんな選択肢があるのか。
どんな競技なら可能性があるのか。それを一番に考えていました。
ボートレーサーという職業は競技の性質上、「体重が軽い」方が有利だと言われている。
養成所の応募資格にも、「男性は体重49kg以上57kg以下」という条件がある。
プロ野球選手としてプレーした野田は当然、「ボートレーサー仕様」に大幅な減量をする必要があり、現役引退から養成所受験までの半年間で、実に23kgもの減量を敢行したという。