オリックス・中嶋聡監督は試合後、リクエストを要求したシーンを問われ、しばらく沈黙したあとに口を開いた。

 「どうしたらいいんですか。どうしたらいいんですか。文句言えないんでしょ。なんぼでも言いたいですよ、そんなの。どこまでも言いたいですよ、そんなの。同じ映像しか見てないんだったら。でも言えないんですから、しょうがないですよね…結構重要なポイントじゃないですか?」

 問題の場面は2点を追う4回1死一塁だ。西野のゴロを二塁手・谷内がグラブではじいた後に二塁にトス。二塁塁審・山村はアウトとジャッジし、指揮官はすぐさまリクエストを求めたが、リプレー検証の結果判定は覆らず。ベンチ内で怒りをあらわにし、壁をたたいた。

 球場内のビジョンでも、滑り込んだ一走走者・茶野の右足が先にベースに着いているように見え、本拠地は沸いていただけに、一転して、ブーイングが渦巻いた。

 結果、2死一塁から続く中川圭が左翼線二塁打を放ち好機を広げたが、森が中飛に倒れて得点につながらなかった。
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