カーショウ「もうあまり(大谷のことは)気にならないよ。彼は我々(ドジャース)を選ばなかった。まあ幸運を祈るよ」

カーショウのコメントの背景には、昨年12月に行われたドジャースと大谷サイドとの面談がある。カーショウはドジャースを代表する選手として、ジャスティン・ターナーとクリス・テイラーとともに大谷の説得にあたった。


 ところが、その面談のわずか数日後に大谷はエンゼルス入団を発表。オフシーズン期間中に(しかもその日はカーショウの結婚記念日だった)自宅のあるダラスからロサンゼルスまで飛んで面談に臨んだカーショウの言葉では「全くの時間の無駄」に終わった。

面談時にカーショウが得た印象では、大谷サイドはその時点で既にDH制のア・リーグに決めていて、外野を守ることに全く興味を示さなかったそうだ。ジャスティン・ターナーは大谷にピッチャーとバッターのどちらがやりたいのかと尋ねて、「監督が決めた方針に従います」と答えたことに鼻白んだ感情を持ったことを語っている。大谷の答えはいかにも優等生的で本心を隠した外交辞令に聞こえたようだ。