スポンサーを敵に回すのが如何に恐ろしいか
乱一世の一件からわかる

しかし、97年8月、乱はテレビ番組の生放送中に「トイレはCM中にどうぞ行ってください」とコメント。この失言が原因で芸能界から干されることになった。

発言した瞬間に「しまった。まずいことを言ってしまった」と思い、CM中番組プロデューサーのもとに向かい謝罪すべきか相談をしたところ「乱さんの言ったことだから、みんなシャレだって分かる。空気も重くなってしまうから」と、謝罪の必要はないと言われたという。
 当時は「そんなもんかなと思いました。現場の1番偉い人がいっているのだから大丈夫だろう」と思っていたというが、結局、翌日の一般紙の夕刊やテレビでこの失言が取り上げられて騒動に。
 全番組を降板し、事実上の謹慎。最高500万円、平均でも300万円はあった月収はほぼなくなった。
周囲には「犯罪者か重病人の扱い」をする人もいたことから、事務所に迷惑をかけることを考慮し退所を決心。