川田はレース後、余韻に浸ることなく、すぐに視線を前に向けた。「余力を残しながらここを通過したかった。距離が一気に延びますし、この競馬がオークスに生きることを期待しています」。見据えるのは2冠、そして秋の史上7頭目の牝馬3冠。14年Vのハープスター(オークス2着)で成し遂げられなかった“忘れ物”がある。「僕の経験も浅くて、桜花賞しか取れなかった。ハープで取ることができなかったその後のG1をしっかり取っていけるよう、一戦一戦、順調に歩んでいければと思います」。9年前に果たせなかった夢を、リバティアイランドとともにかなえる。

川田こんなこと言ってた?