ヤクルトは12日のDeNA戦(神宮)で打線がつながらず、1―6と逆転負けを喫した。それでもチームは7勝3敗1分けで首位をキープ。スタートダッシュ成功の要因はブルペン陣の層の厚さだ。中でも今季から守護神を担う田口麗斗投手(27)が、リーグ3連覇を目指すチームに安定感を与えている。

 昨シーズンは救援として投手陣を支えていた田口。守護神のマクガフが退団したことで、できた抑えの空席に高津監督から指名を受けた。これまで5試合に登板し、防御率はいまだ0・00。4セーブを挙げ、抜群の成績を残している。

 そんな左腕の強みは、9回という緊張感のある場面でも発揮できる強気さと精神力だ。ファンとの交流を大切にし、SNSでのライブ配信も頻繁に行う田口には「SNSするなら練習しろよ」などのコメントも届く。だが本人は「気にしません」とものともしない。「メンタルが強いんです。『思っとるより練習しとるけん。見にきな』って返したりする(笑い)」。

 もちろん、その言葉には責任が伴う。「それを言うからこそ結果を残さないといけない、という気持ち。言った矢先、中途半端にはできないから。野球には正直にいきたいし、そのぶん練習する」とアンチの批判すら自身の成長の糧にして、チームに必要不可欠な存在となった。

 もっとも、そんな強心臓の持ち主だからこそ、最終回の張り詰めた空気の中でも実力を出せる。「やりがいがある」と語る守護神の座を守り続ける。

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