>>389
https://www.dir.co.jp/report/column/20200827_010517.html
国連の移民労働者データ(2017年)によれば、インドネシア人移民労働者の行き先で一番多いのはサウジアラビアで約154万人、その次に多いのがマレーシアで約109万人となっている。こうした一方で、シンガポールは隣国でありながら、インドネシアからの移民労働者は約16万人、また、米国へは約10万人とかなり少ない。こうしたことから、インドネシア人が移民先を選択する際に、宗教が大きく影響していることがわかる。インドネシアは、世界最大のイスラム人口を抱えるイスラム教国、サウジアラビアは厳格なイスラム教国、マレーシアはイスラム教徒が多い国なのである。イスラム教の人々は、宗教上のつながりが極めて強く、独特の文化を持っているため、イスラム圏の国は、インドネシア人にとって暮らしやすい環境が整っているということなのだろう。