開幕2週間で中日打線は原型とどめず…勝利のため立浪監督に必要な“君子豹変す” 決断の遅れこそ致命傷に
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◇渋谷真コラム・龍の背に乗って　◇14日　中日9―2巨人（バンテリンドームナゴヤ）

君子豹変（ひょうへん）す。最近では「無節操」の意味で使われることが多いが、本来は「優れた人は、過ちと思えばすぐに改める」という意味である。
開幕戦から2週間がたった。わずかな期間なのに、中日打線は原形をとどめていない。守備位置も打順も変わっていないのは龍空と小笠原だけ。長らく主軸を任されてきたビシエドには2軍での再調整を命じた。開幕前に「打線のキーマン」と指名した高橋周は、打率は2割を切り、石川昂を昇格させたことで先発から外した。岡林の「1番・中堅」は、最も早くから公表していた構想だが、今では「2番・右翼」。全ての決定者は立浪監督である。