首相がエビ試食した直後…「お前何やっとんや!」 男を取り押さえたのは地元漁師

和歌山市の雑賀崎漁港を演説に訪れた岸田文雄首相の近くで15日、筒のようなものが投げ込まれた現場に居合わせた地元の男性漁師(35)は産経新聞の取材に
「直後に大きな音が聞こえた。頭が真っ白になり、足が震えた」と緊迫した瞬間を振り返った。

男性によると、現場には午前10時半ごろから聴衆が集まり始めた。かつては水揚げした魚などのセリが行われていた場所で、この日の聴衆も顔なじみの漁師や関係者がほとんどだったという。

演説を前に所持品検査などは行われず、男が聴衆を装って現場に現れた可能性がある。

男性は「直感的にまたリュックから何かを取り出すのではないか」と感じたといい、「安倍(晋三)元首相の事件があったにもかかわらず、
結果的に警備が甘かったと思う。雑賀崎のイメージが悪くなりそうで、地元の人間としてはそれが心配だ」と話した。

https://www.sankei.com/article/20230415-YYCYTPDOTZLATI6P2JDEWGMLO4/