>>55
木下ってのは父親から受け継いだ苗字や
ほんで織田信長のもとで頭角をあらわした頃に貰ったのが羽柴って苗字
当時の織田家の家臣ツートップが丹羽長秀と柴田勝家やったから丹羽と柴田から一文字ずつ貰って羽柴
最後の豊臣はちょっと特殊なのでまずは苗字と氏について理解する必要がある
今やと苗字と氏は同じような概念やけど当時は全く違った
苗字ってのは比較的自由に名乗れる
それに対して氏ってのは天皇から氏を貰った人とその子孫しか名乗ることができん(系図詐称して名乗るやつも多いが)
信長の場合は織田が苗字で平が氏
家康の場合は徳川が苗字で源が氏
ほんで秀吉は家柄があれやから氏がないってのがコンプレックスやったわけやな
最初は平を詐称してたんやけどバレバレやったから藤原の養子になって藤原を名乗ったりと苦労しとったんや
そんなこんなで偉くなった秀吉は天皇におねだりして自分専用の新しい氏として豊臣ってのを作ってもらったってわけ
だから苗字は最後まで羽柴のままで氏として豊臣が追加されたってのが正しい
家康のことを今では源家康と呼ばんように秀吉も豊臣秀吉ではなく羽柴秀吉と呼ぶのが学術的には正しいんやけど豊臣って氏を作り出したというインパクトがすげーから豊臣秀吉って呼び名が一般に広まってるってことやな