ちな犯人の言い分




◆記者
「なぜ事件現場に行ったのか?」
◆寺内被告
「偶然です。その日は携帯の代金を支払うために博多駅に行った。店のミーティングがあったので歩いていると、川野さんと偶然出会った。自分は川野さんを傘で軽く小突いて『お前なんじゃコラ、おちょくっとるんか!』と言った。川野さんは『何が?』と言い返した」

◆記者
「なぜ包丁を持っていた?」
◆寺内被告
「街でトラブルになっていた相手からの襲撃に備えて、去年9月から包丁はいつも持参してました。その時点で頭がおかしいですけど」

◆記者
「なぜ殺害した?」
◆寺内被告
「警察警察言いやがって、こっちがどんだけつらい思いして…。周りからもストーカーストーカー言われて。俺に謝罪もない。川野さんの態度も、ほんまにイラついてきた、それで言いあいになって。出会う場所とタイミング、向こうの言い分とかが全て積み重なった。今までのことが走馬灯のようになって、記憶飛ぶくらいに刺した」

◆記者
「事件の時は怒りが爆発したのか?」
◆寺内被告
「です!です!頭が真っ白になって、気がついたら地面に倒れていた川野さんの後頭部が見えた」