ひろゆき「日本はもう詰んでます。嘘つきが得する国。みんな嘘の技術を競ってる」
https://diamond.jp/articles/-/259035

何か嘘をついた方が得するということを皆が理解するんじゃないかという気がしています。政治家も個人も企業においてもです。
個人でも、経歴を詐称して儲けている起業家とかいますよね。それをバッシングする人はいるけれども、特に刑事罰が下るわけでもなく、そのままだったりする。
誰かに「あなたは嘘つきだ」と指摘されても、大したデメリットはない。嘘をついても大丈夫だと。

企業においてもそうです。水素水とか科学的には何も意味がない製品を、結構な大手メーカーが出して、何事もなく売り切っていた。
マイナスイオンをうたう製品なども、科学的な根拠はないのに、何となくよさそうというイメージで売っていたりする。
新型コロナウイルスへの予防効果があると標榜する空間除菌(二酸化塩素配合商品)などもそうですよね。
「効果などない」「いかがなものか」と異を唱える人はたくさんいるでしょうが、そうした声はさほどの影響を与えない。

米国の場合、例えば「水素水が体にいいと書いてあるが、嘘ではないか」と訴えると、懲罰的賠償で大金を取れたりする。
企業も大損する可能性があるので、なるべく嘘をつくのは避けようという正常化のシステムが備わっている。
クレーム隠しなどしようものなら大問題になりましたよね。
日本の場合は、商品を返品されて終わりです。米国のように嘘だと訴えられて懲罰的賠償を請求されるわけでもないので、日本は出したもの勝ちなんです。
ペナルティがない。
日本というのは、椅子取りゲームの椅子が減っている中で、椅子取りの技術だけを皆が競っているような状態なんです。
「本当は、椅子を増やさなきゃいけないんじゃないですか」と言うべきなのに誰も言わない。
経済回復のきっかけもないし、少子化もずっと続いているし、日本はたぶんもう詰んでいるんじゃないかと思っています。