買い物中の当時10歳の女児2人の上着に精液をかけるなどしたとして、兵庫県警長田署と生活安全特別捜査隊は17日、県迷惑防止条例違反の疑いで、神戸市須磨区に住む店員の男(33)を逮捕した。

逮捕容疑は昨年12月12日午後3時ごろ、同市長田区の商業施設で、自身の精液をためたプラスチック製のカップ容器を持ち込み、女児一人の上着に注ぐようにしてかけた後、残りを容器ごと隣の女児の上着のフードに入れた疑い。「間違いありません」と容疑を認めている。

 同署によると、男は女児2人に背後から接近。女児の一人が被害に気付き、店員に訴えたという。男はすでに立ち去っており、防犯カメラの映像などから特定した。