シャーザーは試合後の会見で「子どもたちの命に賭けて(異物は)使っていない」と不正を強く否定。
「MLB職員の目の前で言われたことを正確にやったのに、どうして退場になるのか分からない」
「(グラブに異物をつけて)4回のマウンドに戻っていったとしたら、完全なバカじゃないか」
と審判団の対応を批判した。

一方、球審のダン・ベリーノによると、シャーザーの手のベトつき加減は「明らかに一線を越えていた」。
「投手の手をチェックするようになってもう3年経つが、これまで見たことがないほどだった」だったという。

MLBは2021年6月から粘着物質を使った不正投球の取り締まりを強化。
規定違反で退場処分を受けた投手は今日のシャーザーで3人目となるが、いずれもフィル・クージがクルーチーフを務めた試合で起きている。
このため、一部のメディア関係者やファンからは、審判の間でも基準がまちまちなのではないかという批判も出ている。

不正投球で退場となった投手には、即10試合の出場停止処分が下されるが、おそらくシャーザーはMLB機構に不服を申し立てるはず。
球史に残る大投手が"有罪確定"となるか、注目される。

https://thedigestweb.com/baseball/detail/id=67382