エンゼルスは16日(日本時間17日)、ドジャースからFAになった先発左腕タイラー・アンダーソン投手(32)との3年契約を正式に発表した。年俸は総額3900万ドル(約54億6000万円)。

ミナシアンGMは「昨年は素晴らしかった。最初から終わりまで圧倒し、オールスターにも選ばれ、ポストシーズンでもパドレス相手に好投した。チェンジアップの投げ方や、左打者と右打者で腕の位置を変えるなどして成績が良くなった」と評価。アンダーソンは昨季30試合で15勝5敗、防御率2.57を記録した。

これでエンゼルスの先発ローテは大谷、アンダーソン、サンドバル、スアレス、デトマーズで5人がほぼ確定。6人目はデービッドソンやシルセス、キャニングなどが候補に挙がっている。現時点で左腕が4人となったローテについて同GMは「左か右かは関係なく、質の高い投手を求めている。我々には図らずとも若い3人の先発投手がいて、彼らは昨年、大きく成長した。それが続くことを願っている。新しい左腕が加わったが、左右ではなく、人間として、そして選手としてどうあるかが大事」と説明した。

また、今後の補強には「まだたくさん埋めなければいけない穴がある。内野、外野、ブルペン、ローテ、ベンチ。たくさんの選択肢と補強すべき場所がある。だから、何が出てくるか、何が理にかなっているか、どうすればさまざまなことに対応できるかが問題」と、特定のポジションには言及しなかった。