中国・上海で開催中の自動車展示会「上海モーターショー」で、ドイツのBMWのブースが外国人にだけアイスクリームを配ったとして謝罪に追い込まれました。

これは、上海モーターショーのBMWのブースで撮影されたという動画です。

「アイスクリームはある?」
「配り終わったわ」

中国人の女性はアイスクリームをもらえません。ところが、外国人の男性がブースを訪れると、スタッフはアイスボックスからアイスクリームを手渡し、食べ方まで教えました。

そこで、アイスをもらえるか聞いてみると…

「無料でもらえますか?」
「ダメです」

スタッフはアイスクリームを受け取るには、海外のアプリやアカウントへの登録が必要だと説明。

SNS上では「中国にいるのに、このようなはっきりした差別は気持ち悪い」などと批判的なコメントが相次いでいて、ウェイボの検索ランキングでは、この問題が検索ランキングの1位と2位を独占しました。

中国のオンラインメディアは、インターネット上で行っていたモーターショーのライブ中継で、「ブースに来て、国産アイスクリームを無料でもらおう」と皮肉とみられるコメントを掲載しました。

また、この問題の発覚後、別の女性がこのブースを訪れてインターネットで中継していたところ、警備員らに取り囲まれました。女性は「助けて!」と繰り返し訴えましたが、そのまま強制的に排除され、中継は終了しています。

一方、BMW側は「内部管理の不手際とスタッフのミスで、皆さまに不快感を与えたことを、心からお詫びします」と謝罪。「管理を改善し、内部教育を強化し、友人の皆さまに良いサービスと体験を提供するよう努力します」とのコメントを発表しました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/dc6de773f091d304d317f648cd82744534b1e951