>>236
ただ、場所的に脳神経外科の専門の場所ではないらしく、『これが何なのかがわからない』と。その日にMRIを撮ってもらい、また来週、次は耳鼻科の方に行くように指示されました。日に日にひどくなる痛みに耐えながら、一週間後再び病院に行くと、 『副咽頭間隙腫瘍(ふくいんとうかんげきしゅよう)の疑いがあります』と言われました」

副咽頭間隙とは顔の奥の部分、頭部の中心部にあたり、人間の身体をコントロールしている重要な神経が集中している部位だ。この場所に腫瘍ができることはごく稀で、腫瘍の症例の0.5パーセント程度とされる。さらに副咽頭間隙腫瘍の9割は良性だという。

 「『良性だと思うけど、とても珍しい症例なのでこの病院では判断が難しい』と言われ、大きい病院の紹介状を頂き、また改めて違う日にその大きな病院で見ていただいたところ『悪性の可能性が高い』と言われてしまったんです」