ディズニーは全興連ってとこに喧嘩売ってるみたいやな

まず、「ムーラン」「ソウルフル・ワールド」の件は日本の映画館にとって非常に大きな問題となったので、全興連(全国興行生活衛生同業組合連合会)を中心に、ディズニーとの話し合いをしていました。

全興連は、2021年1月21日付で、弁護士を通じ「これまで通りの形式で劇場公開をしない作品については上映しない」といった趣旨の文書をウォルト・ディズニー・ジャパンに送っています。

そのため、「ラーヤと龍の王国」では、日本の映画館が大きく揺れているのです。

なぜなら、「ラーヤと龍の王国」の場合は、新型コロナウイルスの影響が依然として大きいアメリカに合わせて、日本でも「劇場公開」と同時に「Disney+」での有料配信を行なうことになっているからです。

そこで、TOHOシネマズ、MOVIX、ティ・ジョイ、109シネマズといった大手シネコンは、全興連のルールに則って劇場公開をしない決断をしています。

ただ、全興連のルールは、「絶対」ではなく「原則」なので、最終的には各劇場で決めて良いことになっています。

そこで、独立系の映画館や、イオンシネマなどのシネコンチェーンの一部も上映に舵を切る形になっているのです。