ガーディアンが入手した発表文によると、この高層ビルでは最大65万頭の豚を飼育できる。建設には40億元(約776億円)かかったという。
合わせて80万平方メートルあるこの養豚ビルには先端技術が導入されていると、ガーディアンは伝えている。中央制御室のボタンで自動的にえさが与えられ、ブタの排泄物は発電などに使われる。

Hubei Zhongxin Kaiwei Modern Farmingはすでに3700頭の雌豚をこの養豚ビルに送り込んでいると、ガーディアンは報じた。

疾病対策としては、ビルで働く人々の検査と消毒を徹底し、養豚ビルに一度入ったら1週間はとどまることを義務付ける可能性があると、ガーディアンは発表文をもとに報じている。
中国農業科学院のZhu Zengyong教授は「養豚業は高度に自動化、自動制御された未来へ向かっていて、それに伴い、養豚業者の基準や敷居も高くなっていくだろう」とガーディアンに語っている。