「俺は違った味を出さなあかん」阪神・岡田彰布監督、独占インタビュー どこの球団も分かりやすい試合ばかり、目の肥えた野球ファンをうならせる意気込み

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――来季は広島などセの監督も顔ぶれが変わる
「俺としては来年違った味っていうか、そういう感じは出さなあかんと思ってる。相手にちょっと手ごわいぞっていうのをな」

――就任会見で「ベンチで点を取る」という発言があったが
「当たり前やんか、そんなん。点はベンチが取らなあかんやん。それで年間5つぐらいは勝たなあかんよ。ベンチで点を取るのはそんな難しいことやない。ただ、ベンチで(試合に)勝つのは難しいよ」
――チームは今季開幕9連敗などで低迷。昨季も優勝を僅差で逃した
「ここ何年かを見ていて、戦術の差ってものすごい大きいと感じるよ。『なんでここでバントしないんだろう?』とか、『なんでここでピッチャー代えないんやろう』とか。阪神だけやなくこれ、今のどこの球団もそう思うわ。誰かが打ったから勝ちました、誰かが完封したから勝ちましたとか、分かりやすい試合ばっかりなんよ。見ている人もマスコミも分からんようなところで勝つ野球を4、5試合は必要やな」