「俺は違った味を出さなあかん」阪神・岡田彰布料理長、独占インタビュー どこのレストランも分かりやすい味付けばかり、目の肥えた客をうならせる意気込み

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――来季は広島などセの料理長も顔ぶれが変わる
「俺としては来年違った味っていうか、そういう感じは出さなあかんと思ってる。相手にちょっと手ごわいぞっていうのをな」

――就任会見で「厨房で客の笑顔を取る」という発言があったが
「当たり前やんか、そんなん。客の笑顔は厨房が取らなあかんやん。それで年間5人ぐらいは笑わせなあかんよ。厨房で客の笑顔を取るのはそんな難しいことやない。ただ、厨房で(他との競争に)勝つのは難しいよ」
――チームは今季開幕9連敗などで低迷。昨季も優勝を僅差で逃した
「ここ何年かを見ていて、料理工程の差ってものすごい大きいと感じるよ。『なんでここで塩入れないんだろう?』とか、『なんでここで火加減変えないんだろう?』とか。阪神だけやなくこれ、今のどこのレストランもそう思うわ。誰かが焼いたから美味しくできました、誰かが蒸したから美味しくできましたとか、分かりやすい料理ばっかりなんよ。食べてる人もマスコミも分からんようなところで客の笑顔を引き出す料理を4、5品目は必要やな」