こいつ感情とかなさそう


鬱飲屋 躁介(うつのみや そうすけ)
1960 年、福岡県北九州市生まれ。4 歳の時に兵
庫県伊丹市に引越して以来、19 歳まで伊丹で育っ
た。グラフィックデザイン、DTP オペレーティング、
コピーライティング、川柳、著作と創作の場を拡げ
ている46 歳。
長男が公立の小中学校から、難関と言われる大阪
府立大手前高校理数科に合格し、更に京都大学理
学部前期課程に現役合格した過程を、大手前高校
出身の芥川賞作家、三田誠広さんの「パパは塾長
さん」に対抗して、克明に記録してきた豊富な資料
を元に、この「能ない鳶は 能ある鷹をうめるか」に著
した。記念すべき第一作。
その後息子の大学生活から、強迫神経症を悪化
させ、死に至る道へと突き進む悲痛な過程を、第
二作「能ある鷹も爪を剥がし」に著すべく構想を錬っ
ているが、息子の死の悲しみから、現在頓挫した状
態になっている。