>>812
クッパに関しては途中で可愛くしすぎて怖くなくなったので悪役に戻したらしい


宮本
クッパについては結構、イルミネーションと議論をしました。
“任天堂タレント事務所”のなかの、さらに“マリオ劇団”って僕は呼んでいるんですけども(笑)。
クッパだって“マリオ劇団”の一員なので、次回はどっか良いとこの旦那をやるかもしれないじゃないですか。
だから完全な悪役じゃなくて、どこか愛せる部分があって、また違う役割で出てきてもいいようにしておきたかったんです。

けれど1時間半の映画を初めてのお客さんが満足するように作るには、ヴィラン(悪役)はとことん極悪じゃないと観客が入り込めない…というのが、一般的な映画の作り方らしいんです。

そう言っていたのに、いろいろ試して作っていくうちに調子が乗ってきたみたいで、クッパを個性づける印象的なシーンができあがっていました。

現場もノリだして、ハの字眉毛で目が点になったクッパの絵のシーンが増えてきたりして。いやちょっと緩めすぎなんじゃないっていうくらい、かわいいところのあるクッパになっていっちゃったんで、最終的には逆にこちらからまた怖めのクッパに演出し直してもらったりしたくらいでした。

https://www.ndw.jp/mario-interview-230425/2/