NHKマイルCは陣営がJRA・G1初制覇を飾るケースが多い。記念すべき第1回のタイキフォーチュンは高橋祥泰元調教師、2年後の98年にはエルコンドルパサーで二ノ宮敬宇元調教師。00年から3年連続も含め、のべ27回で10人が栄誉を手にした。
 調教師だけではなく、騎手も02年の勝浦(テレグノシス)に始まり、藤岡兄弟は09年に弟の康太(ジョーカプチーノ)、18年に兄の佑介(ケイアイノーテック)。これまで6人を数える。
 理由の一つは、3歳春に行われるということ。この時期、やはりすべての競馬関係者が目指すのはクラシックで、このレースは言わば牡牝2冠の“谷間のG1”。その年の絶対的強者がエントリーすることが少なく、混戦になりやすいのだ。とはいえ、98年のエルコンドルパサー(単勝1・8倍)、01年のクロフネ(1・2倍)など、歴史的な名馬の飛躍のきっかけとなるG1でもあり、決してレベルが低いわけではない。

三浦がこのリスト入りするのやっぱあかんやろ