>>245
BABIPはよく「運」の強弱を示す数字であるといわれます。これは「フェアゾーンに飛んだ打球がヒットになるかどうかは、投手ないし打者個人の能力“だけ”で決定できない」事実に由来していて、実際にこの確率は平均して大体3割前後の数字に収束することが分かっています(投手の打席を除く、1990年から2014年の全打者合計のBABIPは.301)。強い打球が野手の正面をついて不運にもアウトになってしまったり、当たり損ねの打球が幸運にもヒットとなるのは野球の世界においてよくあることです。
例 野手が登板した場合も被BABIPは3割付近になる