「もう、10年ですか?いや、本当に早いなあ」。そう穏やかに語ったのが、13年NHKマイルCを優勝した柴田大だ。当時、10番人気マイネルホウオウで悲願の平地G1初勝利を達成。ヒーローインタビューで大粒の涙を流す姿にファンは感動を覚えた。6年ぶりの参戦となる今年、コンビを組むのはミシシッピテソーロ。「思い出のレースです。3歳の早い時期のG1は何があるか分からないですからね」と意気込んだ。
2人がG1でタッグを組むのはホウオウ以来、10年ぶり。「前走の競馬でオーナーサイドも満足してくれて。(柴田大も)すっかりベテランだからね」と畠山師。ニュージーランドTの敗戦を糧にできるのも10年前と同じ。「何かが起きるレースですからね」と笑う師の言葉に、高木はドラマチックな結末が待っている気がしてきた。

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